第48代理事長 大丸英則

はじめに
2011年3月11日。私たちはこれまで経験したことのない衝撃を体験しました。東日本大震災。マグニチュード9.0の激震とそれに続く大津波は、ふるさと・石巻の街に甚大な被害をもたらしました。この未曾有の大災害は、ふるさとの何気ない日常を奪い、将来への展望を大きく変貌させました。まずはこの震災で災禍に遭われた方々に対し、心から哀悼の意を表させていただきます。
震災発生から10ヵ月。石巻圏域は今なお復興の道半ばであり、非常に困難な状況が続いています。特に沿岸部の状況は引き続き厳しく、水産加工共同施設などの再建には予算が付いたものの、まだ相当の時間を要するものと推察されます。また、会員の皆様の中にもご自宅や会社などが被災し、大変な思いをされている方も多いことと思われます。万人被災者。まさに石巻圏域はいまだ全員が被災者であり、万人が何らかの苦難を抱えている状況にあるのです。
しかし、このような状況の今だからこそ、誰かが一歩前に立ち、地域を支えていかなければなりません。そしてその役目の一端を担うのは、やはり私たち社団法人石巻青年会議所であり、会員皆様一人ひとりなのです。
石巻には、まだ支援を必要とする方がたくさんいます。
石巻の未来には、多くの支援と挑戦が必要なのです。
今こそ青年会議所全員が力を合わせ、復興に向けてのリーダーシップを発揮していきましょう。

 私は、我々社団法人石巻青年会議所の「会員の交流・団結の強化」が重要だと考えます。
いま目の前にある難局を乗り越え、石巻圏域に笑顔ある将来を切り拓くためには、まず何より我々の団結が不可欠なのです。社団法人石巻青年会議所は、会員一人ひとりの力を結集させることにより、より力強く活発な活動を展開することができる組織です。その力を遺憾なく発揮し、地域の力となるためにも、まずは我々の結束を密にすることが大切なのです。そのためにも、今後展開される復興支援活動はもちろん、前年度から継続されていくさまざまな活動への積極的参加が求められます。その活動の中で培った経験や結束は、必ずや石巻圏域の未来を支える力となるはずです。
また、新しい仲間との出会いにより、今以上の知識と経験を深めていくことは、青年会議所運動の本旨であるとも言えるでしょう。石巻圏域の「今」と「未来」のことを考え、行動できる人材を募り、会員拡大を押し進めていきましょう。我々の青年会議所運動は、これからますます必要性を増していきます。石巻圏域の復興を成し遂げるためにも、全員が一丸となって新会員獲得を積極的に推進していきましょう。

多くの力が集まれば、それは予想以上の結果を生み出すことがあります。震災後の石巻圏域では、様々な組織や個人が、石巻圏域の復興の為に「今出来ることは何か?」ということを真剣に考え取り組みを行っています。社団法人石巻青年会議所の経験と行動力を存分に発揮し、今この地域で活躍している人々の力を巻き込み、協働しながら復興への歩みを加速させ牽引していきましょう。
 
 石巻圏域の未来を支えていくのは、今この地域で育ち学んでいる子供たちです。震災の影響により、一時は授業さえ行えないような状態にありましたが、学びや遊びの機会を取り戻しつつあります。しかし、それはまだ平常と言える状態ではなく、子どもたちの心理的安息の回復は長期的に取り組む必要のある課題だと考えられます。この地域の子供たちの為に、新たな発見を与え個性や発想をおもいっきり発揮できるような場を提供することは、この地域の明るい未来に繋がることだと考えます。

 これまでに述べたことを実践し、復興を牽引していくためには、「会員同士で情報を共有すること」と同時に、社団法人石巻青年会議所として「活動や復興への取り組みを発信していくこと」が非常に重要であると考えます。現代社会にはソーシャルメディアに代表される様に、情報を発信する為のツールがたくさんあります。それらのツールを用途に応じて使い分け、より効果的な情報共有と発信をしていくことができるよう努めていきましょう。

おわりに
 現在の石巻圏域が置かれた状況を考えると、やはり今後数年間は震災復興への取り組みが最大の課題になることは言うまでもありません。
東日本大震災という大きな出来事を受け、地元との向き合い方や結びつきについて、青年会議所は大きな転換期を迎えていると感じています。そのような大切な時期に、社団法人石巻青年会議所の理事長という大役を仰せつかり、改めて身の引き締まる思いがいたします。
47年にも渡り受け継がれてきた社団法人石巻青年会議所。この歴史を今に引き継いでくださった諸先輩方に、改めて心からの敬意と感謝を捧げると共に、青年会議所全会員が一丸となってこの難局を乗り切り、必ずや笑顔溢れる石巻の未来を切り開いていくことをお約束いたします。
そして最後に、改めてこの「行動と学びの機会」を与えて下さった皆様に対し、心から感謝申し上げます。私たちの目の前には、今しかできないこと、今やらなければならないことが数多くあります。この機会を石巻やその未来と改めて理解し、共に行動し、学んで行きましょう。


この度の東北地方太平洋沖地震にて被災された地域の皆様、関係の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
また、ここ石巻では全国の様々な青年会議所、団体、個人の方々から多大なるご支援をいただいており、心から感謝を申し上げます。
【お願い】 ボランティアへの参加、関連したお問い合わせは下記までお願いいたします。
個人でのボランティア申し込み→石巻市災害ボランティアセンター / 団体でのボランティア申し込み→石巻災害復興支援協議会

【お問い合わせは事務局まで】
〒986-0822 石巻市中央三丁目1番43号 木村ビル2F TEL:0225-95-1013 FAX:0225-95-1023 E-Mail:info@i-jc.net


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